2008年1月7日(月)
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よくある質問「脂肪吸引」

●脂肪吸引って何ですか?
脂肪吸引とは皮膚の下にある脂肪を吸引器を用いて外科的に取り除く手術の総称名です。この方法は異常に沈着した脂肪を抜き取るのには大変良い方法ですが、体重を落とす方法として効果的だとは言い切れません。

●トゥメセントテクニック(Tumescent Technique)とは何ですか?
Tumescent Techniqueとはこれから吸引しようとする脂肪層に対し、大量の生理食塩水にリドカインという局所麻酔剤と少量の血管が収縮するようなホルモンをまず注入する方法のことをいいます。この注射によって脂肪周辺にある太い血管は収縮し、また局所麻酔剤が知覚を鈍麻させるために、より出血の少ない内出血や腫れの少ない脂肪吸引を達成することができる様になります。

●どんな人が脂肪吸引の手術を受けるのですか?
どのような方でも局所に溜まった不浄な脂肪・贅肉を取りたいのであれば良い結果を残す手術方法だと言えます。チョット正常体重よりも重く、皮膚にまだ充分な弾力性が残っていて身体の曲線を容易に描きやすい方が患者さんとしてはよい適用です。これと言った年齢的限界はありません。

●どのような部位が最も多いのですか?
女性ではまず、腹部・上腹部からウェストのラインにつけての部分が最も多く、次はお尻周りです。男では胴体の前面から後面にかけてが最も多い部位になります。

●EUAって何?
Tumescent Techniqueに続いてこの体外照射型の超音波を用いて、皮膚の表面から吸引しようとしている脂肪層に超音波をあてますとこれらの薬がよく混ざるだけでなく、吸引されやすい状態に脂肪が整います。この方法を用いますとさほど出血がない状態でかなりの量の脂肪を吸引することが可能になりました。

●脂肪吸引って安全そうに見えるのですが何か危険性があるのですか?
脂肪吸引そのものは大変効果的で安全な手術方法なのですが、これもやはり一つの手術ですので、感染、出血、知覚神経への損傷など手術で考えられる全ての合併症を併発する可能性があります。あまり極端な量の脂肪を一カ所から取り去ったりするとその表面の皮膚がたわんだり、不規則な状態を作り出すこともありますが、経験のある術者が行えばまずこのようなことはおこりませんし、前に述べました合併症などもほぼ防ぐことができます。多くの患者さんにとってはその結果に満足して頂けるのが脂肪吸引だと言うことができます。

●どんな時に脂肪吸引が適用されるのか?
姿見の中のあなたの体型が「締まりがない、ボテボテしている、この脂肪この贅肉が無くなったらいい」と思われる時が脂肪吸引の時期でしょう。
ここで大切なことがあります。それはこの方法が肥満の治療法としては、ある意味非現実的ですし、体重を目立つほど少なくする目的にも適していません。一度に大量の脂肪を吸引することは生命の危険を伴います。またこの方法によって、セルライトにかかわる全ての問題を解決しようとするのは非現実的な問題だとお考え下さい。

●どのような手術なのですか?
予定される脂肪の吸引の量や施行される面積の大きさなどを勘案して、局所麻酔、または全身麻酔で脂肪吸引は行われます。吸引される脂肪層に対しては通常Tumescent と呼ばれる処方で処理され、場合によると体外照射型の超音波などを用い、小さな切開創からカニューレを挿入しバキュームを用いて吸引していきます。この時、バキュームの先に超音波装置が付いている場合もあります。
術後ガーメントと呼ばれるかなり弾力性に富んだ下着を着用して頂くことが普通です。また手術直後ですと、これに加えて少し丈夫な包帯が巻かれていることがあります。このガーメントは通常2〜3ヶ月装着していただきます。

●入院が必要ですか?
吸引される脂肪の量にもよりますが、この手術は日帰り手術としても、また数日入院しながら行うこともあります。

●副作用や合併症は?
吸引された部分に内出血斑が出たり腫れることはよくあることです。これらは1〜2ヶ月で解消されていきます。吸引された部位に多少の不規則なしこりのようなものを感じますが、この部分の皮膚が緊張を取り戻していくにしたがって次第に平坦化していきます。
過度の量の無理な脂肪吸引は脂肪塞栓や静脈血栓をつくる危険があります。これらは生命に重大な転機をもたらすことがありますから、正しい形成外科の知識のある先生から脂肪吸引を受けることをお薦めします。

●どんな期待をもっていいのですか?
脂肪吸引が最も適しているのは正常な体重を少し上回る方、もしくはエクササイズやダイエットに成功し、それでも残る局所の脂肪を吸引しようとされる方が最もこの手術に適しています。このような方であれば脂肪吸引によってかなり理想的な体型を取り戻せるでしょうし、吸引された脂肪層の上の皮膚は適度な緊張を回復していくことになります。

●傷跡が残るのでしょうか?
脂肪吸引をするためには小さな切開、あるいはむしろ穴と表現した方がいいような小さな切開部から脂肪吸引が行われますからこの傷跡は残ることになります。ただしはじめからあまり目立たない所にこれらの切開が加えられることや、どんなに大きくても1cm、多くは5mm程度の小さな傷跡ですからさほど気にならないと思います。

●正常な生活にはいつ戻れるのですか?
多くの方は1週間程度で正常な生活に戻れると思います。少量の脂肪吸引であれば次の日からでも通常の生活が送れるはずです。脂肪吸引によって得られた体型を保持するために、また脂肪吸引部を柔らかくするために、超音波やエンダーモロジーのような、脂肪層に対する理学的療法や全身のケアをお受けになることはとても良いことです。


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