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●フェイスリフト手術って何ですか?
シワとり手術とも言われるこのシワ取り手術は、加齢変化によっておこる顔のいろいろなサインの中でも最も目立つ部位を改善するための手術です。いらない脂肪を取り除きますし、垂れ下がった頬は上がりますし、不要に余って垂れている皮膚は切り取ることになります。ただ、この手術を若返り手術と表現することには多少語弊があります。これはその手術によって具体的な若返りが図られるものではなく、単にこの加齢現象に対して、時計を逆回しするといった意味で捉えていただければと思っております。
●SMASって何ですか?
通常この組織の正式な名はSubmusclar Aponeurotic System、訳してSMASと呼んでいます。このものは皮膚の下で顔面にある各種の筋肉から派生してきている組織です。この膜様の組織は顔面の土台を組織している主要な組織のひとつで、皮膚のみならずこの膜様組織を引き上げることにより、いわば顔を2層に分けて引き上げる効果のあるものです。今から20年ほど前にフランスのミッツ先生によって報告されて以来、世界で広く応用されているフェイスリフトの手術方法の一つです。この方法を用いることによって単に皮膚をひっぱって切除するよりもはるかに安定した手術結果を得られるようになりました。
●フェイスリフトの効果はどのくらいもつの?
このことについて正確に知っている人は誰もいません、と申しますのはそこで用いられる手術自体もここ10年程の間に格段に進歩あるいは変化しています。その人の加齢変化の現れ方も個々でばらばらで、かつかなりの年齢分布においてこの手術が施行されるためになかなか研究が進みません。ただわかっていることは多くの患者さんは生涯にただ1回この手術を受けて満足なさるということと、一方数回受ける方でも短くて7年長ければ15年というスパンに一度この手術を受ければ満足して生涯を送れるということがわかっています。
●手術瘢痕なしにこの手術はできるのですか?
シワのばしと言われている範疇でこのフェイスリフト手術以外に、ケミカルピーリングもお化粧品を塗ることも全て同一線上で語られることは多少誤りがあります。最近流行のレーザーピーリングにおいても然りです。フェイスリフト手術においては基本的に顔の構造体である筋肉や脂肪ならびにあまっている皮膚を可能な限り目立たない手術創から引き上げたり、切り取ったり、吸引したりすることをさしています。このようなことが皮膚の表面に如何なる操作を加えたとしても到底到達できないような手術内容になっています。ただ、最近ではこの手術に対する興味は大変若年者から発生し、30代の方も稀ではありません。このような場合にとられるのは、内視鏡を用いた骨膜下移植という考え方で、この方法によれば、目立たない部位に瘢痕として目立ちにくい頭皮内からのアプローチでかなりのリフト効果を得ることができます。ただ、具体的に皮膚のたるみを伴っている例においてはこの方法だけでは全てに対応できるということにはなりませんので、担当の医師と詳しくご相談いただけると有り難いと思います。また逆にフェイスリフト手術で皮膚表面の小ジワまで消えると考えるのも誤りです。これらには皮膚への処置を行わなければ解決しません。
●どの位仕事から離れる必要があるのですか?
多くの方は2週間程度で仕事に戻ろうとなさいます。むしろこれに合わせて手術を計画していると言っても良いくらいです。ただ本人の期待度やまたは特殊な条件下においては多段階の手術も用意いたしますし、また、全身状態が許さない場合などには半側ずつもしくは手術の一部分ずつ区分けして手術していく場合もあります。いずれにしても一つの手術に対しては、2週間のお休みが必要とお考えいただければ良いのではないかと思います。
●フェイスリフト後に何かのリハビリが必要なのですか?
手術直後の内出血斑や多少の腫れに対しては我々はLPGを用いたリンパドレナージ、フェイシャルドレナージをお薦めしています。これは思っている以上に効果が高く、安定した柔らかい顔を得るためには必要なリハビリだと思います。また、顔にしろ髪にしろ手術中には消毒されある程度の手術侵襲が加えられる訳ですから、これらを基に戻す作業もある程度必要と思われます。このためにビタミンA・ビタミンCを主体としてモイスチャー効果を持たせた顔のリハビリ的エステテッィク・メディカルエステティックを行っています。ご希望の方はどうぞご相談下さい。この場合ひとつだけご理解いただきたい事はいわゆるエステティックは「気持ち良さ」のためになさっているところがあるかも知れませんが、ここで必要なのは治療のための一部として行っているものですので、「気持ち良さ」よりも「効く」ことが求められています。
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