2008年1月7日(月)
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ボディの形を整えましょう

あなたの身体の形を整え直したり、乳房の形を整えたり、お腹を引っ込めたり、余分な脂肪を取り去ったりするいろいろな美容外科手術が用意されています。これらの手術は場合によっては大きくし、あるいは引き上げ、あるいは余分な組織を切り取って、効果的に、時には永続的にあなたの体型を整える手術の数々です。
これらの中には、ほとんど気が付かないほど小さな傷痕から手術が行われることもあります。あなたの期待をかなえるために、脂肪ならびに皮膚を大きく切り取らなければならない時には、大きな手術痕を残す場合もあります。


1. 脂肪吸引
アメリカで最も流行っている美容外科手術のひとつである脂肪吸引も、日本でもよく行われる手術の一つになってきました。ただ残念なのは、極端に太った方が痩せるための手法のように受けとられ、一種の究極のダイエット法であるかのごとく宣伝された点でした。
また、この方法では出産を経験された女性の脂肪のついたお腹の垂れ下がった皮膚を引き締めることはできません。それにはAbdominoplastyと呼ばれる腹壁の美容外科を正しく行わなければ治ることはありません。また、脂肪吸引によってセルライトのすべてが解決すると思うのも非現実的です。
脂肪吸引法は、標準体重よりも少し重めの健康な方で、局所に余分な脂肪をウェスト回りや臀部に持っている方に最適です。さらに背中や足や腕の付け根、顔や首に溜まっている余分な脂肪を取り除くのに役立ちます。特に頸部のように皮膚の薄いところでは皮膚に緊張を与える効果を発揮します。
脂肪吸引は、局所麻酔にある程度の鎮静効果のある薬剤を投与しながら行うか、または完全な全身麻酔下で行われます。
クリニカ市ケ谷では体外表から超音波をあて、吸引されるべき脂肪層を柔らかくしながら、ポンプに繋がったカニューレと言われる金属の管を用いて少しずつ丁寧に吸引していきます。
麻酔との関係から術後2〜3日入院していただいています。
退院時にはガーメントと呼ばれるかなりピッチリした下着を着用していただきます。この下着を着用していただくことで術後の腫れを最小限にするとともに、出血斑などの発生を防ぎ、さらに吸引された部位の皮膚を引き締め、局所の皮膚に張りを持たせる効果をねらっているためです。吸引される部位や量にもよりますが、通常の生活に戻るのは約1週間位でしょう。無理な量や広大な範囲を対象にした吸引は時に危険を伴います。気をつけましょう。脂肪吸引手術で対抗できないようなお尻回りや大腿の下垂や肥満に対しては、ヒップリフトや大腿リフトなどの手術が用意されています。
もう一つお話しておきたいことは脂肪吸引手術の前後に行われる理学療法です。クリニカ市ケ谷の関連のエステティカ市ケ谷においては、LPG社のCell M-6を用いたセルライトの治療に合わせ脂肪吸引後の局所のリンパの流れの改善を図っています。また、吸引された脂肪層の均一化を図るために、脂肪層に対する体外照射型の超音波による理学療法を行っています。

腰の上部や大腿につく少し盛り上がった脂肪層を処置しようとする時などに有効です。

シャドーが入っている修正されるべき脂肪層は、よく考えられた場所に作られる小さな切開から吸引されます。

カニューレと呼ばれる穴のついた細い管を用いて小さな切開創から脂肪層をバキュームを用いて吸引していきます。この時に超音波の助けを借りることもあります。

手術の後であなたのボディラインはよりなめらかになり、少し細くなるでしょう。

2. 乳房増大術
美容外科の中で最も要望の多い手術の一つです。多くは小さな乳房を大きくし張りをもたせる手術です。子供を出産した後などに生ずる乳房の量的減少を修正するためにも用いられます。
これら乳房増大手術は、要求されている量がかなり巨大なこともあって、他の身体組織を利用して十分な増大が現実的に図れないこともあって、シリコン製のバッグに入った乳房のプロテーゼを利用する機会が多くなります。(皆様もよくご存知のように、この点についてはここ10年来アメリカのFDAが問題視してきているテーマではありますが少なくともFDAも生理食塩水入りのシリコンバッグを乳房増大術に使用することは認めました。一方世界各国ではその後も数多くのシリコンプロテーゼの埋入手術が乳房増大目的に用いられ、その長期予後に関する安全性も検討され、その多くはこの方法の安全性を証明するものになっています。)ただし、あくまでもシリコンバッグプロテーゼは“異物”ですから、よく医師の説明を聞いて納得したうえでこの手術は受けて下さい。
プロテーゼの挿入経路は脇の下、乳房下線、乳輪の周囲の切開から行われます。これらの切開から乳腺の直下、あるいは大胸筋の下に作られたポケットの中にプロテーゼは挿入されます。挿入経路によって選択される麻酔は異なりますが、局所麻酔のみというのは少しつらいかなと思っています。クリニカ市ケ谷では通常全身麻酔下で行っています。
術後初めのうちは痛みや不快感がありますが、一週間程度でおさまります。およそ3ヶ月から4ヶ月は激しい運動はさけて下さい。
いろいろな問題が提起されている手術ではありますが、他に代え難い自信をあなたに与える手術でもあります。
(乳房増大を目的とした脂肪注入は当院では行いません。これは注入された脂肪の周囲に石灰沈着が生ずるためです。そして将来乳ガン検診時にこの石灰化が見誤られる可能性があるためです。今のところレントゲン線上、乳ガンによる石灰化と脂肪注入による石灰化を見分けることは確率していないのです。)(アメリカのNational Academy in Science(国立科学アカデミー)の医学研究所の最近の報告では、シリコンプロテーゼを挿入したことによって、乳癌や特別な結合織の病気になる確率が増大することはないとの報告がなされています。)

乳房増大手術は、小さなもしくは発達していない乳房を増大させる方法です。もしもあなたの乳房がサイズ的に小さいのであれば、乳房のプロテーゼが乳房のボリュームを増大させるために挿入されます。

切開線は乳房下線、もしくは乳輪の周囲あるいは脇の下に置かれます。

インプラントはあなたの乳腺組織の直下もしくは大胸筋の下に作られたポケットの中に挿入されます。

術後あなたの乳房は増大され、あなたの外貌に対する自信を与えてくれることでしょう。

3. 乳房下垂の手術 等
子供を産んだ後などで生ずる乳房のボリューム減少や、年齢による乳房の下垂を修正する手術が乳房下垂の修正手術で、本当にいろいろな術式が開発されています。
基本的な手術は、乳輪の周囲を丸く切開しこの創から下垂している乳房を挙上した後、余った皮膚を切除するものです。最近では手術痕をできるだけ小さく目立たないものにするため、下垂が高度でなければ乳輪周囲の切開のみで、巾着状に余分な皮膚を切除縫合する方法もとられています。また乳房の大きさが大きく落ち込んでいる時にはシリコンバッグを用いた増大術を併用する場合もあります。
この他、陥没乳頭や、乳房の非対称など乳房にかかわる美容外科手術はことのほか多いものです。
ご相談下さい。

乳房縮小手術は巨大な乳房によって、何らかの身体的苦痛が伴ったりする場合に用いられます。

この手術では新しい乳頭の位置を決定した後、その位置で一定の大きさの乳房を作るのに必要な乳腺組織や皮膚を残して、不要なものを切り取り適切なサイズの乳房を作っていきます。

方法的にはかなりのものが開発されていますが、基本的な縫合線は乳暈を一周するものと、その下に垂直に続く縫合線、ならびに乳房下線にそった縫合線が傷痕として残ります。

手術の後で、あなたの乳房はあなたの他の身体部分と釣合がとれるようになるでしょう。この手術ではかなり長大な切開が必要なため、初めのうち手術痕は気になると思います。ただ時間の経過とともにこれらの傷はかなり目立たなくなっていくものです。

下垂乳房の修正術では下垂し緩くなった乳房の形態を整えていく手術です。

基本的な手術は乳房の位置を修正した後、弛んだ皮膚を取り去って乳房に張りを持たせ、かつ下垂した状態を正すものです。

場合によっては不足している乳房組織を補うためにシリコンバッグが挿入されることもあります。

手術の後で、あなたの乳房の位置は高くなり、もっとしっかりしたものと感じられるようになるでしょう。手術によってできる傷は消えることはありませんが、時間の経過とともにフェイドアウトしていきます。

4. お腹の贅肉をとる手術
お子さまを産み終わった後、かなり目立つほどダイエットに成功し体重の減少の後に生ずるお腹のぶよぶよ感を取って、すっきりした平らなお腹を作り上げるのがこの手術です。英語ではタミータック、“お母さんのお腹の修正術”として有名です。
この手術の原則は下腹部に加えられる切開から、腹部の皮膚全体を腹壁から挙上した後、腹壁の筋肉に緊張を与えるべく手術操作を加え、その後に余分な脂肪を切除するものです。この時脂肪吸引手術を同時に行うことでウェストを細くし、よりよいお腹の形を作ることに役立っています。この方法では術後に残る手術痕は両側の腰骨をつないだものになり、比較的長大なものと言えましょう。あなたのお腹の状態によっては、この程度の手術痕が必要な場合もありますが、もし程度が中程度や軽度な場合にはこの方法の変法としてより短い手術痕で行う手術も開発されています。
手術は全身麻酔下で行われます。
術後第1日目から歩行は可能で、むしろ手術後の快復のことを考えると1日目から歩行していただくことが大切です。入院は通常2〜3日でよいと思いますがかなり程度の高い場合には1週間程度を要します。その後手術結果を安定させるために、ガーメントと呼ばれるかなりしっかりした下着を数ヶ月にわたって着用していただきます。

お腹の贅肉を取る手術では、下腹部とおへその回りに切開が加えられます。

この切開創からゆるんだ腹直筋を縫い合わせます。

ついで余った皮膚を下方に引っ張り、新しいおへその位置を作り出した後、余分な皮膚を切り取ります。

手術の後でお腹はしっかりしたものとなり、より平らなお腹ができ上がるでしょう。手術によってできる傷が消えることはありませんが、これらは時とともに綺麗になっていきます。


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